久しぶりに「熱量」ある人たちに触れました

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こんにちは源吉商店の川島です。

先日、岩手県滝沢市にある「ペットの里」に行ってきました。こちらは犬猫の「殺処分ゼロ」を目指して2013年にに設立された動物愛護団体です。

一般財団法人ペットの里official site
一般財団法人ペットの里は、犬猫の殺処分ゼ...

団体そのもののご説明につきましては上記リンクよりご参照いただければと思います。

風光明媚な山間にある「ペットの里」

自分がここを訪ねた理由は、僅かばかりですが支援物資をお届けするためにお伺いして参りました。いままでお電話やメールなどのやり取りで支援物資は運送会社にお願いしていたのですが、一度は直接ご挨拶をしたいなと思っていたので行ってまいりました。

そもそも「ペットの里」を僕が知った理由は・・・今から約3年ほど前に遡りますが「犬猫の殺処分問題」について「海外の活動はどうなっているんだろう?」と自分なりに調べていく中で、ドイツの保護施設「ティアハイム ベルリン」を知ったことに始まります。

Tierheim Berlin – Tierschutz in Berlin seit 1841

東京ドーム4個分の広さがある「ティアハイムベルリン」

「ティアハイム ベルリン」についてちょっと触れますが、ここの存在を知ったときは正直言って衝撃的でした。まず、何といってもその広さ。東京ドーム約4個分弱という敷地をすべて動物の保護施設として活用しているではないですか!! しかも、中にいるのは犬や猫はもちろんのこと、ウサギなどの小動物、鳥、爬虫類、馬、ヒツジ、サルなどを含め、常時1300匹くらいの動物が暮らしているという。一方、それらの動物たちの世話をするために約180人の従業員と800人程度のボランティアが働いているほかに、施設の中にある動物病院では獣医師・動物看護士も働いているらしい。何といっても一番の衝撃は、ここに暮らす動物たちの餌代や従業員の人件費などの運営費のほとんどが企業や個人の会費や寄付、そして州からの助成金によって賄われているということです。つまり、広大な施設の運営を行政ではなく基本的に「民間で運営」しているというのだから自分の驚きは止まらなかったです。

なぜこんなことができるの? どうやってお金の事はやりくりしてるの? どうして民間で運営できるの? 知れば知るほど自分の疑問は膨らんでいくばかりでした。しばらくはこの施設のことについてあれこれと自分なりに調べたもんです。このベルリンのティアハイムについてだけでもしばらくブログを続けされそうなくらいとても興味深いものがありますが、ちょっと今回は割愛いたします。

ティアハイムベルリンを知ってから、日本でもこうした施設の開設や運営というものはできないもんかね?と漠然と思ってました。まぁ、日本じゃ無理だろうな・・・動物愛護というか動物福祉への意識的な土壌がドイツとは全く違うし・・・。でもこのティアハイムはスゲーなって思ってました。

そして半年くらい前に何気なくネットでいろんな愛護団体を見ていたときに偶然「ペットの里」を知り、その規模の広さと代表を務める田中亜弓さんという方の構想などをあれこれと拝見し・・・「ティアハイムベルリン」と自分のなかで勝手に繋がってしまいました。すぐさま電話で田中さんにご挨拶をして、自分のできることをお伝えしたところ快諾していただけたため定期的に物資をお届けしてきたというものです。

到着してまず驚くのが、やはり広大な敷地そのものです。っていうか、広すぎて地上から全貌を見渡すことはできません!!  ティアハイムベルリンを凌ぐ東京ドーム約9個分の広さ=12万坪とのこと。中国にある「天安門広場」に匹敵する広さ・・・とか何をどう言っても、広すぎてこの規模感がピンときませんっ。元々は大きな企業の保養所として使用されていた施設のため、岩手山を目前に眺める風光明媚な場所にあります。さっそく田中さんにご挨拶。電話で何度かお話しはしてきましたが、むちゃくちゃ明るく元気かつ気さくなお方で、何を聞いてもパッと明快に答えられる姿に魅了されました。取り急ぎお持ちした物資をスタッフの方々と一緒にトラックから下ろし、皆様から大いに喜んでいただけて何よりでした。

その後、敷地の中にあるシェルターを丁寧にご案内していただきました。保養所を改装してシェルターとして使用されているのですが、自分がお伺いした際には100頭を超える犬猫たちが保護されてました。ワンちゃんたちは個別にゆとりのあるケージに入っていて、どれもが非常に衛生管理が徹底されています。ケージの掃除をするスタッフさんの横を、保護犬たちを順番に散歩に連れ出すスタッフさんが行き来し、その向こうでは別のスタッフがワンちゃんのごはんを用意していたり・・・少ない人数ながらみなさんキビキビと動いていて各個人の意識の高さを感じます。自分は保護犬などの扱い方に関してはズブの素人ですが、この施設で働くスタッフさんたちの愛情の注ぎ方には心より脱帽です。果たして自分は自分と一緒に暮らす柴犬1頭にさえここまで愛情もって接してるだろうか?という気持ちにさえさせられましたね。「ペットの里」で保護されているワンちゃんたちは、やがて新しい飼い主さんとの出会いにつながるように、専属の訓練士さんがいるということにも感心させられました。

一方、猫ちゃんたちはいくつかの部屋に分かれて保護されています。まだ人に馴れない子たちのお部屋。病気を患ってしまっている子たちのお部屋など・・・。そして、メインは「保護猫カフェ」が施設内に開設されていて、この日は約40頭の猫ちゃんたちがカフェ内でまったりとしていました。一見すれば実に平和でのんびりとした光景ですが・・・こうなるまでには実にたくさんのご苦労があってこその風景だと思います。人が近づくと威嚇していた猫、あるいは人との距離を縮めることができなかった猫たちを辛抱強く愛情と時間をかけてコミュニケーションをとりながら「保護猫カフェ」にデビューしているようです。実際に保護猫カフェに来ていたお客様方も猫たちとのふれあいを本当に楽しんでいるのが印象的でした。

施設を一通りご案内いただいて痛感するのは、ここで働くスタッフの全員がホント清々しく礼儀正しく、そのモチベーションはいったいどこから来るのだろうと思うほどよく働いていることでした。こうしたスタッフの方々がいてこそ保護された犬猫たちも安心できるものだと思えます。そして、新しい飼い主さんとの出会いにつながるものだと思います。スタッフを率いる田中さんという方の存在なくしてはここまで来れなかったでしょうし、ご本人には聞いてませんが、団体として構想しているビジョンのまだまだ夢の途中だとも思えました。

「ペットの里」敷地内にある5000坪のドッグラン。自分の知る限り日本一の広さかも。

あまり長時間滞在することは作業の手を止めてかえって迷惑をかけてしまうと思い、そこそこの時間で施設を出ることにしました。スタッフの皆様とわかれてから、トラックで帰る前にちょっとだけ施設内にあるドッグランで一緒に連れて行った柴犬と遊ばせてもらったのですが、その柵の横をスタッフの方々が保護犬の散歩をひっきりなしに行っている光景が目に止まり、柴犬と遊ぶよりもその光景をずっと見渡していました・・・。

久しぶりに途方もない「熱量」を持った人たちに触れた気がします。来てよかったと思いましたね。

そういう人たちに触れてしまうと自分は昔からどうしても触発されてしまいます。この施設が目指していることに対して、自分には何ができるのだろうか?を「自分自身の課題」として持ち帰ることにしました。まぁ、これが自分の性分ってもんです。

源吉商店のテーマ「モッタイナイを笑顔につなぐ」。ほんのちょっとだけ笑顔につなげたかなと感じつつ帰路につきました。と同時に取り組むべき課題をどうやってクリアしてゆくべきか、そのことで頭の中はグルグル回り続けています。

 

 

 

 

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