こんにちは。源吉商店の川島です。
犬と猫、うさぎや鳥たちの小動物、昆虫たちなどにメシを食わせてもらっているのが源吉商店です。正確にはその飼い主さんたちによって自分の生業は成立しています。
犬と猫だけで年間約3000億円ともいわれるペットフードの出荷高。(オヤツなどの副食や犬具などの用品はこの数字には含まれていません)この3000億円という数字はここ数年ずっと横ばいが続いているようです。総出荷高のうちの余剰在庫品・返品品の数字は公表されていないため実際の数字は正確には不明ですが、仮に全体の1%と少なく見積もっても約30億円分は市場で消費されずに廃棄もしくは販売されることなく処理されているのではないのかなと類推しています。その消費されずに「余剰品」となってしまったものを取り扱っているのが源吉商店です。

日本ペットフード協会HPより抜粋
刻々と変化し続ける需要と供給の市場ニーズにおいて「余剰品」を0にすることは現実的には不可能だと思っています。ただし「余剰品」を0にすることはできなくても「余剰品」を活かす仕組みを作ることは可能だと思っています。
ひとえに「余剰品」といっても過剰在庫品もあれば廃版品、返品品など内訳は多岐にわたりますが源吉商店では理由の如何を問わず「余剰品」に対してご商談の声をかけていただければできる限り仕入れることにしています。
仕入れた商品の一部は店頭や通販にてアウトレット品として販売もいたしますが、もうひとつ源吉として重要なことと位置付けているのが「動物愛護団体への支援物資」としての活用です。毎月いくつかの愛護団体様へフードや用品を提供しています。
これは、自分たち自身が犬や猫にメシを食わせてもらっているのに、殺処分がいまだゼロにならないことに対し、いまの自分たちにできることは何かと純粋に思う気持ちが一番の理由です。自分自身が保護活動まではできなくても、そうしたことを献身的にされている方々を少しでもサポートさせていただくことは必然の行動かなと感じています。
一方で、保護した犬や猫の里親探しを行っていただいているというのは、新しい飼い主様との出会いのきっかけにもなり、広義的にはペット業界への還元にもつながるものと感じています。
「余剰品」を「しょうがないよね」とお金をかけて廃棄してしまう前に「モッタイナイよね」と見直して、源吉にひとこと声をかけてほしいですね。
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